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Android 12 Beta

Material You!「Android 12 Beta」デザイン詳細公開【Google I/O 2021】

  • Google、「Android 12 Beta」デザイン詳細を公開
  • パーソナライズされた次世代マテリアルデザイン「Material You」がテーマ
  • ローカルにプライバシー保護機能を直接組み込む OS ベースシステム「Android Private Compute Core」も導入

Google は 2021 年 5 月 19 日に提供を開始した、次期 OS「Android 12」のベータ版「Android 12 Developer Preview」に対する「Over the Air(OTA)」アプデート版「Android 12 Beta」の、デザイン詳細を公開しました。

そもそもの次期 OS「Android 12」は、視覚障害者向けユーザー補助機能の改善、スクリーンショットのスクロール、ほかユーザーとのやり取りをホーム画面に表示する会話ウィジェット、すべてのデバイスをより適切に連携させる機能などなど、便利な機能やサービスが満載。「Android 12」につながるベータ版の「Android 12 Beta」では、その新機能をいち早く体験することができます。

また「Android 12」では、UI の形や色など単なるデザインだけでなく光やアニメーションに至るまで、Android の歴史の中で最大の、ダイナミックかつパーソナルな設計変更が行われています。

ちなみに「Android 12」のそのほかの新機能は、2021 年後半に登場予定。さらなる最高水準プライバシー機能やセキュリティ機能が提供され、安全性が向上する予定です。

 「Material You」

「Material You」パーソナライズ

「Android 12」では、カスタムカラーパレットと再設計されたウィジェットなど、完全なパーソナライズデザイン仕様となっています。

例えば壁紙を変更した場合に、その壁紙に合わせたシステムカラーが自動で適用されたり、通知シェードやロック画面、ボリュームコントロール、新しいウィジェットなど、システム全体に自動適用されたカラーが適用されます。

時計ウィジェット

「Android 12」の完全なパーソナライズデザイン仕様は、次世代マテリアルデザイン「Material You」をテーマとして開発されています。

アニメーション

アニメーション

「Android 12」では、例えばロック画面で通知を閉じると時計が大きく表示されるなど、システムアニメーションが改善されています。

また、ユーザーの操作に対する相互作用インタラクションを簡素化。システム全体の基盤が再設計されていて、ユーザーエクスペリエンス(UX)がより流動的かつ効率的になっています。

そして操作性と応答速度が向上されている一方で、CPU 使用時間を最大 22%、ビッグコア使用率を最大 15% 削減し、電力効率向上にともないバッテリー持続性もシステムベースで向上しています。

通知シェードがリニューアル

通知シェードがリニューアル

通知シェードは、再生中の動画や音楽などのプレイヤーがカード表示もされつつ、各通知一覧の確認もできるなど、遊び心がありつつより直感的に操作しやすい設計に刷新。

またデバイスコントロール用クイック設定だけでなく、「Google Pay」へのアクセスも可能となるなど、大幅なリニューアルが行われています。

このほか、電源長押による「Google アシスタント」クイック起動[Hold for Assistant]も新提供。「Google アシスタント」を活用してデバイスをコントロールしたり、アプリ起動、ホームデバイスコントロールなど、様々な操作を行いやすくなっています。

プライベートで安全な設計

新しいプライバシーコントロール機能

「Android 12」には、データにアクセスしているアプリの透明性を高めたり、各アプリがアクセスできるユーザー個人情報を選択することができる新しいプライバシーコントロール機能も含まれています。

プライバシーコントロールダッシュボード

新しいプライバシーコントロール機能のダッシュボードでは、アプリ権限設定、アクセスされているデータ、アクセス頻度など、起動しているアプリごとに通知シェードに表示され、そこから直接アプリ権限を取り消したりなどが可能。

例えば、起動中アプリがマイクやカメラにアクセスしている場合、通知シェードにそのアプリ権限がトグルスイッチとして表示されるので、1 タッチでアプリ権限を取り消したり追加することができるようになります。

アプリ権限の量も制御可能に

「Android 12」では、アプリ権限の ON / OFF だけでなく、アプリ権限の量も制御できるようになっています。例えば位置情報のアプリ権限を ON にする場合、現在の正確な位置ではなく、おおまかな位置を権限として許可することが可能です。

これにより、例えば天気アプリなど、おおまかな位置情報権限でも問題がないアプリでは、正確な位置情報権限を ON にする必要がなくなります。

「Android Private Compute Core」

「Android 12」では、新しいプライバシーコントロール機能などに加えて、スマートフォンローカルにプライバシー保護機能を直接組み込む OS ベースシステム「Android Private Compute Core」も導入されています。

「Android Private Compute Core」は、[ライブキャプション][この曲なに?][スマートリプライ]などに機能し、ネットワークから分離されプライバシーが保護された状態で、音声と言語の処理が「Android 12」デバイス上で行われます。

また、「Android Private Compute Core」はオープンソースで開発 & 公開されるため、開発者は「Android Private Compute Core」の有用性を検査し検証することができます。大事なことですね。

Source:Google

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執筆者情報:石井 順(管理人)

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