マスター級！「DJI OM 5」正式発表

DJI、スマートフォンジンバル新世代「DJI OM 5」正式発表
前作「DJI OM 4」から折り畳み & マグネット着脱デザインを継承しつつさらに「内蔵延長ロッド」「ShotGuides」「ActiveTrack 4.0」など新搭載し機能性能ともに進化
新世代「DJI OM 5」は “アテネグレー” と “サンセットホワイト” の 2 色展開で税込み 17,930 円（2021 年 9 月 15 日発売）

中国のドローンメーカー DJI は 2021 年 9 月 8 日、丁度一年前に発表したスマートフォンジンバル第 4 世代モデル「DJI OM 4」の後継機種となる新世代「DJI OM 5」を正式発表しました。

新世代スマートフォンジンバル「DJI OM 5」は、“アテネグレー” と “サンセットホワイト” の 2 色展開で、価格は税込み 17,930 円です。2021 年 9 月 15 日発売です。

すでに DJI 公式サイトなどで予約も開始されています。

「DJI OM 5」

「DJI OM 5」は、パン、ロール、チルトの 3 軸モーター搭載 DJI スマートフォンジンバル第 5 世代モデルです。

その特徴は、第 4 世代モデル「DJI OM 4」の折り畳みデザインとマグネット脱着式デザインの磁気スマートフォンクランプはそのまま継承しつつ、最大 215mm まで伸ばすことができる自撮り棒機能「内蔵延長ロッド」や、周辺環境を自動で認識して撮影のヒントを提案してくれるアプリ新機能「ShotGuides」、そして認識機能や応答性が向上し進化した自動フェイストラッキング機能「ActiveTrack 4.0」を新搭載する点。

特に新機能「ShotGuides」は、撮影から編集までをプロの撮影方法を基に提案してくれる、初心者向けの便利機能です。正にマスター級。

さらに磁気スマートフォンクランプには、ノーマル仕様のほかに、明るさと色温度を調整可能な LED ランプ内蔵の別売り「DJI OM 補助ライト内蔵スマートフォンクランプ（税込み 6,160 円）」まで用意。暗所での自撮りなどに役立つアイテムです。

また、通常の「パノラマモード」やパノラマ写真撮影時に 3 分割撮影を行い合成する「分身パノラマ」、テンプレートに合わせて印象的な動画を作成する「ストーリーモード」や「タイムラプス」などの通常動画撮影モードももちろんサポート。動画撮影中にスマートフォンを横回転させて印象的な動画撮影を行う、「DJI OM 4」で新搭載された動画撮影モード「スピンショットモード」もサポートします。

「DJI OM 5」の本体重量は、前作「DJI OM 4」の 390g からさらに 100g も軽量化された 290g を実現。ただし「DJI OM 補助ライト内蔵スマートフォンクランプ」は 34g と、バッテリー搭載となるため多少の重量があります。それでも総合的にはかなり軽量です。

そしてバッテリー容量は、前作「DJI OM 4」の 2,450mAh から、なんと半分以下の 1,000mAh に縮小。その分、10W 充電にて 1.5 時間での満充電が可能で、最大 6.4 時間の運用が可能となっています。

バッテリーが前作「DJI OM 4」よりも半分以下となっているため大幅な軽量化を実現し、また充電時間も 2.5 時間から 1.5 時間に短縮されています。しかし最大運用時間は 15 時間から 6.4 時間に縮小されました。一長一短ですが、こまめな充電を心掛ければ、最大運用時間はさほど気にならないでしょう。むしろ 100g もの軽量化の方が大きな恩恵ですね。

「DJI OM 5」の充電コネクタは USB Type-C ですが、前作「DJI OM 4」では実装されていた外部デバイス充電用 USB Type-A ポートは省かれています。USB Type-A ポート未実装です。Bluetooth は v5.0 をサポート。