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1WorldShopping

米国転送業者「1WorldShopping」ザックリ解説

「1WorldShopping」、前にもちらっとご紹介させていただいたことがあります。

2 月上旬に米国で発売が開始された Android Wear 2.0 搭載スポーツスマートウォッチ「LG Watch Sport」を、この「1WorldShopping」を利用して輸入しました。実は昨年末に輸入した「Pixel XL」や、それ以前に米国の Google ストアから輸入した物など、随分前から私は「1WorldShopping」を利用して輸入しています。

1WorldShopping

今回はそんな「1WorldShopping」の改めての紹介です。

1WorldShopping

ご存知の方も多いかと思いますが「1WorldShopping」は香港のガジェットショップ 1ShopMobile が運営する米国の転送業者です。姉妹サイトみたいな感じですね。倉庫はデラウェア州にあります。

米国から輸入をする場合に必ず抑えておくべきなのは、州税が掛からないところに拠点がある転送業者を利用することです。州税の掛からないオレゴン州の転送業者などは以前からそれなりに有名かと思いますが、「1WorldShopping」のあるデラウェア州も州税は掛かりません。「1WorldShopping」も個人輸入 Lover の味方です。

1ShopMobile はよく米国で発売されている商品を自社サイトで販売することが多いのですが、実はこの「1WorldShopping」を利用して米国から香港に輸入して販売していたり、はたまた 1ShopMobile のショップページで販売しつつ「1WorldShopping」経由でユーザーに直送するという手法を使っています。なのでそういった販売商品には 1 週間 ~ のリードタイムが設けられていたりします。

利点

「1WorldShopping」の利点は州税が掛からないデラウェアにあるということだけではありません。完全にではありませんが日本語に対応していることと、米国から日本への発送を DHL で行ってくれるという点です。米国の転送業者は USPS か国際ヤマト運輸を利用するところが多く、FedEx、UPS、そして DHL での発送となると追加料金を支払わないといけない場合がほとんどです。

しかし「1WorldShopping」はデフォルトで DHL での発送となります。また DHL と業務契約を行っているために肝心な送料もそこまで高くなく、USPS や国際ヤマト運輸を利用する転送業者とあまり変わりません。

また転送業者は通常、定額の転送手数料に日本への送料を計算して請求してくるところがほとんどなのですが、「1WorldShopping」の場合は提示価格が送料と手数料全て込で、基本的には重さによる一律価格となっています。この辺もかなり単純な設定となっているのでわかりやすいです。ホームページに重さと発送先から総額を計算できる計算システムも設置されているので、心配な方はここから事前にある程度の価格を確認することができます。

[blogcard url=”http://1worldshopping.com/shipping-calculator/”]

正直私個人は計算なんてしたことないですけど。安いのわかってるので。

このほかの利点としては会員登録をすることによってユーザーページを利用できる点で、依頼品の状況や発送後のトラッキングナンバーなどをユーザーページから確認することが可能です。もちろん商品が倉庫に到着したり、請求が作成されたり、実際に日本に向けて発送された場合などに都度メールで連絡も送られてきます。

「LG Watch Sport」を依頼

ちょっと前置きが長くなってしまいましたが、「1WorldShopping」の基本的な内容は上記の通りです。利用するためにまずホームページからユーザー登録を行っておきます。ユーザー登録を行うとユーザーごとに割り当てられた住所が発行されます。ユーザーごとの住所というか、ユーザー番号に紐づいた部屋番号みたいな感じで、その住所宛に届いた商品とユーザーを紐づけやすくしているわけです。

この住所を出荷先として、Google ストアなどでお買物をします。ちなみに「1WorldShopping」は “お買物代行” も利用できますが、私は利用したことはありません。

Google ストアで決済を済ませて出荷されるのをじっと待ち、Google ストアから出荷連絡が送られてきたら「1WorldShopping」ユーザーページのダッシュボードから転送の依頼を行います。転送の依頼は購入元ショップ、日時、点数と総額、トラッキングナンバーなどを入力します。

あまり大声では言えませんが、「1WorldShopping」ではユーザーの申告の元に日本発送用のインボイスを作成してくれます。つまり実際の金額と異なっていても、そこまではチェックされません。また購入元の領収証は事前に伝えておけば破棄してくれます。つまりはそういうことです。

「LG Watch Sport」がデラウェアの倉庫に到着すると数時間以内に到着した旨の連絡が送られてくるのですが、この時点で手数料を送料を合わせた総額の転送手数料も判明し支払いを行えるようになります。転送手数料の支払いはユーザーページのオーダーリストに追加される PayPal 支払い用リンクから行います。支払いを行うと自動で「1WorldShopping」にもアラートが飛ぶ仕組みなので、いちいち支払った旨の連絡を行う必要はありません。

転送手数料を支払ったらあとは「1WorldShopping」から日本に向けての発送を待ちます。基本的には転送手数料を支払った翌営業日には発送され、発送連絡が送られてきます。ちなみにユーザーページでも発送後のトラッキングナンバーを確認することが可能です。

「1WorldShopping」から発送された後は DHL ということもあり、早ければ翌日には国内に到着します。そして通関検査が行われ、パスしたら国内での配送となります。私は沖縄に住んでいるのでまずは関西国際空港に到着して通関検査が行われ、そこから沖縄に向けて発送され、沖縄の DHL 提携業者に荷物が渡り手元に届けられるという流れとなりました。

掛かった転送手数料

今回の「LG Watch Sport」を転送してもらうのに掛かった手数料と送料の合計は $41.26(約 4,700 円)でした。DHL なのに結構安いでしょう?もちろんこのほかに、インボイスの総額に応じて国内到着時の消費税が加算されます。

ちょっとした不満点もあり

基本的にはちゃんと仕事をしてくれる「1WorldShopping」ですが、ちょっとした不満点もあります。それはユーザーページで転送を依頼した後に、商品が倉庫に到着するまでステータスが表示されない点と、ごくたまに意味不明な日本語で連絡が来たり、認識の違いでこちらが伝えたことがちゃんと伝わっておらずにトラブルが起きる場合がある点です。

ユーザーページのステータスについては慣れればなんともありませんが、最初に依頼される方は依頼を送信してもその時点ではステータスが更新されないので本当に依頼できているのか心配になります。そして改めて依頼を送信してしまうかもしれません。その場合、しっかりと 2 重で依頼が送信され、重複している内容が残ったままとなります。

認識の違いについては 1ShopMobile を良く利用されている方にとっては日常茶飯事のことかもしれません。私も過去に一回だけ、転送依頼後で商品未到着の時に発送先住所を実感のある東京の住所に変更して欲しいという旨を伝えて担当者から了解を得ていたのですが、見事に元々の住所宛に発送してくれたということがありました。クレームで連絡したのですがよくわからない返答をで逃げようとされたため、PayPal 経由でクレームを提出する旨を伝えたらようやく送料分は返してくれました。

私の伝え方が悪かったのなら仕方のないことですが、ちゃんとメールの履歴も残っていて私が送った内容に対してちゃんと了解した旨の返答もいただいていたので、私としては引き下がるわけにはいかなかったんですよね。

まとめます

こんな感じでちょっとしたシステムと人の不具合はあったります。しかし州税が掛からない点、DHL で発送してくれる点、そしてそもそもそれなりに安価となる点を踏まえると、私はほかの転送業者よりも「1WorldShopping」を選んでしまうわけです。

ただ個人輸入に慣れている方であれば「1WorldShopping」はそんなに難しくはありませんが、正直初心者向きではない気がします。完全な日本語対応というわけでもないですしね。

転送業者も、完全に日本語対応しているところとそうでないところ、ユーザーページがあるとこととないところ、融通が効くところと効かないところ、高いところと安いところ、いろいろあります。いろいろとあった中で、私にとっては「1WorldShopping」が今のところ総合的にはベストです。親切なところはほかにあったりしますし、逆にスピ〇ネットのように完全に日本語に対応していてもメッチャ態度が悪くて二度と使いたくないところなどもあったりします。

ということで米国からの個人輸入の参考になれば幸いです。

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執筆者情報:石井 順(管理人)

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