【レビュー】BlackBerry 初の Android 7.0 スマートフォン「BlackBerry Aurora(BBC100-1)」、エントリースペックスペックなのに優秀

Selamat siang(スラマッシアン)!今回の記事では先日インドネシアからはるばる到着したBlackBerry 初の Android 7.0 スマートフォン「BlackBerry Aurora(BBC100-1)」のレビューをお送りさせていただきます。

今のところ入手困難な「BlackBerry Aurora」の魅力が伝われば幸いです。結構気に入ってるんですよ、「BlackBerry Aurora」。

「BlackBerry Aurora」のおさらい

「BlackBerry Aurora」は、MWC 2017 で発表された「BlackBerry KEYone」の後に突如発表された Android 7.0 を搭載するスマートフォンです。ただしインドネシアのメーカーBB Merah Putih が製造し、そして地域限定で販売を行っている点が特徴で、今のところインドネシア現地でしか入手することができません。また実際「BlackBerry Aurora」は現地において 3 月中旬に発売開始されました。

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「BlackBerry Aurora」の主要スペック 5.5 インチ(1,280 × 720)HD ディスプレイ、Snapdragon 425 MSM8917 プロセッサ、4GB RAM とは総合的には「BlackBerry DTEK50」よりも低めです。

また「BlackBerry Aurora」は BlackBerry ブランドでは初のデュアル SIM 対応となっている点も特徴ですが、4G + 3G の「DSDS」には対応していないため、日本で利用する場合はあまり意味のない仕様となっています。

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主要スペック

OS Android 7.0
サイズ 152 × 76,8 × 8,55 mm
重量 178g
ディスプレイ 5.5 インチ(1,280 × 720)HD、AMOLED
プロセッサ Snapdragon 425 MSM8917 Quad-core 1.4GHz
RAM 4GB
内部ストレージ 32GB、microSD スロット搭載
リアカメラ 1,300 万画素
フロントカメラ 800 万画素
バッテリー 3,000mAh
その他 microUSB、デュアル SIM(4G + 3G 非対応)、便利キー
カラーバリエーション Gold、Silver、Black
モバイルネットワーク
  • 2G:GSM 900 / 1,800 MHz
  • 3G:WCDMA 850 / 900 / 2,100 MHz
  • 4G
    • FDD-LTE B1 / 3 / 5 / 7 / 8 / 26
    • TD-LTE B40

このほかモバイルネットワークの対応周波数は最低限といったところなのですが、このクラスのスマートフォンでは珍しく、国内では KDDI が保有する LTE Band 26 に対応している点も特徴となっています。


ではここからが「BlackBerry Aurora」のレビューです。

パッケージ

これまでインドネシア現地から開封動画が多数公開されているのでご覧になっている方も多いかと思いますが、「BlackBerry Aurora」のパッケージは特に何の変哲もありません。ごく普通です。

パッケージには充電器と USB ケーブルの他に有線ヘッドセットも同梱されています。とはいえ特にオーディオメーカーとコラボして作ったような高級仕様でもなく、ごく普通のヘッドセットです。同梱されている説明書はインドネシア語と英語の 2 か国語表記でした。

本体デザイン

「BlackBerry Aurora」のデザインは良くも悪くもエントリースマートフォンならではです。プラスチック製のバックパネルが取り外しできる仕様となっています。ックパネルを取りはずすと micro SIM スロット × 2、micro SD スロット × 1 が出てきます。

ちなみに私が今回入手したのは “ブラック” カラーです。ただ “ブラック” といってもバックパネルがブラックなだけで、もし他のカラーのバックパネルが出ればそれを装着するだけでカラーを変更することができます。

本体右サイドにはボリュームボタンと “便利キー”、そして右サイドには電源ボタンが搭載されています。

右サイド
左サイド

本体上部は 3.5mm ミニステレオジャック、下部は microUSB コネクタとマイクが搭載されています。

上部
下部

ただディスプレイは 2.5D カーブ仕様です。しかもかなり滑りがよく操作はとてもしやすい印象でした。

本体サイズは同じ 5.5 インチの「BlackBerry DTEK60」とほぼ同じですが「BlackBerry Aurora」の方が左右合わせて 5mm 程度幅が広めです。また本体の厚みは明らかに「BlackBerry Aurora」が厚め。

左「DTEK60」/ 右「BlackBerry Aurora」
左「DTEK60」/ 右「BlackBerry Aurora」

同じ 5.5 インチですが「BlackBerry Aurora」の方が一回り大きく感じました。むしろ「DTEK60」が 5.5 インチサイズにもかかわらず薄くてコンパクトな作りなだけなんですけどね。「BlackBerry Aurora」はどちらかというと「Pixel XL」にサイズ感は近いです。

デザイン的な高級感は、背面もガラスパネルとなっている「DTEK60」の方が当然上ですが、「BlackBerry Aurora」も持ちやすくて個人的には好印象。

ディスプレイ

「BlackBerry Aurora」のディスプレイは 5.5 インチと大型ながら HD ディスプレイなので解像度は低めです。日々 WQHD ディスプレイの「DTEK60」や「Pixel XL」を見ていれば当たり前ですね。(写真ではわかりにくいですが)

左「DTEK60」/ 右「BlackBerry Aurora」

しかし「BlackBerry Aurora」のタッチ感度は良く、フリック入力ばどのディスプレイ操作はかなり快適です。これはディスプレイパネルの滑りの良さももちろんですが、タッチセンサーもちゃんと働いてくれているからといえます。

実は BlackBerry のハイスペックスマートフォン「DTEK60」のディスプレイのタッチ感度がかなり悪く、誤タッチによる誤操作が頻繁に発生します。特にフリック入力などは最悪。そういった意味でも「BlackBerry Aurora」は結構優秀なんですよ。

カメラ

私が特に「BlackBerry Aurora」で気に入っている点はカメラです。このカメラも「DTEK60」よりかなり良く、自然な撮影を行うことができます。また「BlackBerry Aurora」のカメラアプリは BlackBerry ブランドなので「BlackBerry カメラ」と思いきや、なぜか独自のカメラアプリがプリインストールされています。そして「BlackBerry カメラ」はインストールできませんでした。

この独自のカメラアプリでは静止画のオート撮影モード「PHOTO」、動画撮影モードの「VIDEO」、静止画のマニュアル撮影モードの「PRO」のほかに、タイムラプス撮影モードの「TIME-LAPSE」、同じ背景で撮影した複数の静止画を合成して 1 枚の画像として生成する撮影モードの「Clone」、カメラレンズを開いて F/1.1 での静止画撮影を行うことができる撮影モードの「E-Aperture」を切り替えて撮影を行うことができるようになっています。

このほか HDR の ON / OFF やタッチ撮影のON / OFF なども設定可能です。このカメラ機能もエントリースマートフォンにしてはかなり豊富なので多機能かと思います。ただ HDR を ON にした場合は処理に若干の時間がかかるので連続撮影には向きません。

「DTEK60」とのオート撮影比較は以下。「DTEK60」、全体的に暗めなんですよね。

BlackBerry Aurora
DTEK60

UI

「BlackBerry Aurora」の UI は基本的に BlackBerry ランチャーに依存しています。この辺は「BlackBerry Priv」から続く UI と同じで、「BlackBerry Hub」や “ポップアップウィジェット” “生産性タブ” なども標準搭載しています。また初の Alcatel スマートフォンベースの BlackBerry スマートフォン「DTEK50」から採用されている “便利キー” も「BlackBerry Aurora」には搭載されています。

ただし充電中のバッテリーステータスを画面端に表示してくれる機能は実装されていません。

「DTEK60」に搭載されているバッテリーバー

つまり「BlackBerry Aurora」はこれまでの BlackBerry 製 Android スマートフォンに搭載されている機能を基本的には継承しているものの、独自仕様となっている部分や削られている部分などがあるわけです。

また Android 7.0 を初期搭載しているので、OS ベースで搭載しているマルチウィンドウももちろん利用可能。この辺も「BlackBerry Aurora」の最高なところです。

レスポンス

「BlackBerry Aurora」を実際に使ってみて感じたことは、エントリースペックの割には意外と快適に動作するということ。これは 4GB RAM による恩恵なのかもしれませんが、同じく 4GB RAM の「DTEK60」は逆に、ハイスペックなのに不満を感じることがあります。

これは「DTEK60」のディスプレイタッチ感度の悪さなども考慮していますが、Snadragon 820 プロセッサ + 4GB RAM の「DTEK60」では不満を感じ、Snaodragon 425 プロセッサ + 4GB RAM の「BlackBerry Aurora」では結構快適に感じるというのはとても不思議な感じ。期待値に対して上回ったか下回ったかによる先入観なのかもしれませんけどね。しかし意外と快適に動いてくれる「BlackBerry Aurora」は正直予想外だったので、保護アクセサリーが充実していれば「BlackBerry Aurora」をメインやサブとして運用したい気持ちで今はいっぱいです。

このほか「BlackBerry Aurora」はバッテリー持ちが悪いなどの欠点はありませんが、ただ 1 点だけ、スピーカーの性能は良くなく音質はお世辞にも良いとは言えませんでした。この点のみ、エントリースマートフォンらしさを唯一感じた部分となりました。

ベンチマーク

個人的にベンチマークで数値の比較するのはあまり好きではないのですが、一応「AnTuTu」でベンチマークテストをしてみました。「DTEK60」のベンチマークテスト結果と比較しています。

BlackBerry Aurora
DTEK60

数値で見たら当然「DTEK60」の方が数倍上です。ただしベンチマーク中、「DTEK60」は結構ホカホカになったのに対し、「BlackBerry Aurora」は終始冷静を保ったままでした。数値では見えない利点です。

総評

今回私は、「BlackBerry Aurora」がインドネシアでしか販売されていない希少価値の高い機種で、しかも BlackBerry の Android 7.0 搭載第 1 号、そして BlackBerry 初のデュアル SIM ということだけに魅力を感じて輸入したのでそれ以外の部分はまったく期待していなかったのですが、実際に触ってみてその操作性の良さに感動し、想定を大いに覆してきたことに満足してしまいました。

また元々期待していなかったので入手しても SIM を挿して運用することはまったく考えていなかったのですが、今はメインかサブで運用したい欲でいっぱい。しかし地域限定機種ということでケースや保護フィルムなどがまったく出回っていないため、運用時は完全な保護状態が必要最低限の私にとって、これでは安心して運用はできません。かなりの宝の持ち腐れ状態。それもこれも「BlackBerry Aurora」の総合的な魅力の高さによるものなので、悔しくもあり嬉しくもあります。

「BlackBerry Aurora」が今後インドネシア以外に投入されるのかは不明ですが、是非ほかの地域にも投入して欲しいですね。価格的にも新興国でなければかなり安価な部類に入るので、それなりに売れると思いますし。もしほかの地域に投入されないとしても、もう少し入手しやすくなって欲しいところ。

今回の記事を読んで「BlackBerry Aurora」が欲しくなった方は、これまでの記事を参考に入手に向けてトライしてみてはいいかがでしょうか。45,000 円以内で入手できるのであれば少し無理してでも入手する価値はある機種だと、私個人的には感じています。

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